放送日
平成30年7月21日(土曜日)12時から12時30分
テーマ
防災への備え、パネル展の紹介
出演者
河川課 ダム班 主任主事 五通元気(ごつう げんき)
ポイント
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長崎大水害を受けて県が進めてきた洪水対策の紹介と、災害への備えの重要性を啓発する。
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7月18日(水曜日)から31日(火曜日)まで開催しているパネル展(県庁1階エントランスホール)の紹介。
内容
7月23日は長崎大水害が発生した日(25日は諫早大水害)
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梅雨末期の集中豪雨が河川の氾濫や土砂災害を引き起こし、長崎市を中心に甚大な被害が発生。
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雨量:187mm/h(長与町役場)
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犠牲者:299名(うち8割が土砂災害)
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浸水面積:107ha(中島川周辺)
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浸水被害戸数:4,429戸(中島川周辺)
県がおこなっている防災・減災対策
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中島川などの河川整備
河川の掘削やバイパス水路の整備などによる河川改修+上流のダムによる洪水調節=総合的な洪水対策 -
現在、時津川や日野川などの整備を進めており、全体の整備率は約56%。
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ハード対策に加えて、ソフト面でも対策を行っている。
危険な箇所を周知する取組
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水位周知河川は県内13河川を指定。避難判断水位、氾濫危険水位に達した場合、関係する市町や、報道機関を通じて県民に知らせる。
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洪水ハザードマップは県内13河川で市町が作成しており、居住市町等で閲覧可能。
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大雨や台風が近づいたら、河川の水位や雨量などを「長崎県河川砂防情報システム(通称ナックス)」で周知している。
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ただ、先日の「平成30年7月豪雨災害」のように、施設整備だけでは完全ではなく、情報提供や避難誘導などのソフト対策との両輪が重要。
長崎大水害パネル展の開催
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7月18日(水曜日)から31日(火曜日)の期間、県庁1階エントランスホールで長崎大水害パネル展を実施している。
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今から36年前の出来事だが、被災した記憶を風化させない、教訓として生かしていくために企画した。
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毎年のように各地で発生している豪雨災害が、長崎でも起こっていたことを認識し、いつ、どこででも起こり得るということを伝えたい。
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なお、期間中は、県庁レストラン「シェ・デジマ」で、本河内ダムカレーが提供されるので是非一度食べてみてほしい。
最後にリスナーに一言
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災害はいつでもどこでも起こりうるものと思って、いざというときのために今できることから始めてほしい。
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近くにどんな危険が潜んでいるか確認してほしい。